MRI検査
MRI検査の特徴
MRI検査には以下のような特徴があります。
- 強い磁場の中でラジオ波(RF)をあて、これにより核磁気共鳴現象をおこし、それを画像にします。
- いろいろな断面を画像として得ることができます。
- 放射線による被ばくがありません。
MRI検査の流れ
- 受付
検査予約は、外来または病棟で行ないます。
検査当日は、時間に余裕を持って11番MRIにおいでいただき、下図のかごに検査予約票を入れてお待ち下さい。
検査の準備ができましたら、担当技師がご案内します。
更衣室で着替えをして、鍵をかけていただきます。
本人確認のため「受付票」の提示をお願いたします。(検査室内には、持ち込めません)
- 検査
検査台に寝て、安静にしてなるべく動かないでいただきます。
ドーム型の機械の中に入って検査をします。
撮影中は、工事現場のような大きな音がしますが、痛みを感じることはありません。
検査部位によっては、息を止めて検査する場合があります。
検査時間は、おおよそ30~40分程度です。
造影剤を注射して検査をすることがあります。
(MRI装置 11番B)
(MRI装置 11番)
- 検査終了
検査結果は、放射線科医が診断し、主治医から説明があります。
MRI検査についての注意事項
MRIの検査予約時に、各診療科にて安全に検査を行えるかどうか問診をいたします。
以下のことについて該当する方は、検査できない場合があります。詳しくは主治医にご相談下さい
- ペースメーカーが体内にある方(MRI対応型以外検査できません。)
- 植え込み型除細動器が体内にある方
- 脳動脈瘤クリップを埋め込んでいる方(検査不可能なものと可能なものがあります。)
- 入れ墨のある方
- 手術などで体内に金属類(人工関節・プレートなど)がある場合
- 弾丸、破片などが体内にある場合
- 妊娠されている、またはその可能性がある場合(胎児に対する安全性は、現在のところ実証されていません。安全性が証明されるまでは、リスクがあると考えられています。)
お願い
- 検査前、検査衣に着替えていただきます。
- 着替える時に、はずしていただくものがあります。(指輪、イヤリング、メガネ、コンタクトレンズ、時計などの貴金属品、入れ歯、エレキバン、使い捨てカイロ、持続血糖測定器、ニトログリセリンの貼り薬などの金属を含む可能性のあるもの)
- 検査当日の化粧は控えめにお願いします。(マスカラやラメの入ったマニキュア、濃いアイシャドウなどのメークアップ用品は、金属を含んでいる場合があり、やけどの危険性や画像に悪影響を及ぼす可能性があります。)
- 検査部位や検査内容、患者さんの状況により、予約時間どおりに検査できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
- 予約日時に来院できない場合は、早めにご連絡ください。
MRIの造影剤について(造影剤使用の同意書が必要です)
- 正常組織と病巣部のコントラストを増強します。
- 造影剤が時間的にどの様に流れるかにより、病変部位の質的診断を行うことができます。
- 注射は静脈に注射します。
- まれに注射後に副作用がでる場合があります。以前にそのようなことがあったかどうかを問診させていただきます。
- お風呂は普通に入っていただいてかまいません。日常生活等で制限していただく事もありません。