感染管理部門
当院の院内感染対策に関する基本的な考え方
がんの患者さんは、疾患そのものにより、また手術や化学療法等のがん治療にともない、免疫が抑制された状態にあります。院内感染を防止し、万一の院内感染発生時には、すみやかに原因を特定し、その制圧・収束を図るために活動しています。
がん診療を行っていくうえで、感染を防止することはきわめて重要です。
組織の構成
院内感染防止対策委員会 (ICC:Infection Control Committee)
各部門代表者を構成員とし、毎月会議を開催しています。
院内感染対策に関する重要事項を協議し決定しています。
院内感染防止対策チーム (ICT:Infection Control Team)
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員等の多職種で構成されています。
院内の感染発生状況を把握・分析し、各部門の感染防止対策の実施状況を確認・指導を行っています。
医療関連感染からがん患者さんを守り、さらに医療従事者自身の安全を守るために日々活動しています。
抗菌薬適正使用支援チーム (AST:Antimicrobial Stewardship Team)
2019年度に抗菌薬適正使用支援チームを立ち上げました。
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成されています。
院内の抗菌薬の使用状況を調査・分析し、抗菌薬の適正な使用が行われるようにサポートしています。
感染管理医師・感染管理認定看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職員、力を合わせて頑張っています。
感染管理部との連携を密にしています
主な活動内容
- 医療関連感染症例への対応(症例の調査、主治医・看護師への助言、指導)
- 抗菌薬使用のコンサルティング
- ICTラウンド(週1回)/ ASTラウンド(週1回)
- ICT 看護部メンバーによる各部署の環境ラウンド
- ICT 看護部会議(月1回)
- サーベイランス
JANIS:検査部門、全入院患者部門に参加
JHAIS:手術部位感染(SSI)に参加 - 職員の教育
- 職員へのワクチン接種
- マニュアルの策定