形成外科

特徴

関係各科と連携し、外科的治療の際に、(遊離)組織移植術等の手技を用いて、頭頸部をはじめ、乳房、体幹、四肢等の腫瘍切除後の組織欠損に対し、主に自己組織を用いて、被覆、組織補填、ボリュームや形態の回復を図っています。用いる組織は、患者さんご本人の皮膚、脂肪、筋肉や骨などです。組織移植の成功率は、100%とはなりませんが、100%に近づける努力、また、組織採取部の犠牲も少なくすべく努力を重ねています。食道、肝臓の手術にも、必要時にかかわっています。また、人工物によるボリュームや形態の改善、特に乳房につきましては、従来からシリコンインプラントを用いて行われておりましたが、その一部に保険が適用となりました。予後の改善には直接の関係はありませんが、乳腺外科と連携し自己組織、インプラントの適応を考え診療しております。

がんセンターではございますが、直接悪性腫瘍とは関係のない場合の形成外科の対象疾患(眼瞼下垂をはじめ、顔面、体表の機能異常、形態異常、整容面)につきましても診療いたしております。


診療実績

2013年10月から本格的に診療開始いたしました


診療内容

  • 頭頸部がん(舌がん、のどのがんなど)切除後の再建
  • 乳がん切除後の再建(人工物使用、自己組織使用)
  • 体幹、四肢のがん切除後の再建
  • 食道がん、肝臓がん切除後再建時の血管追加吻合
  • (がん切除に伴う)顔面神経麻痺、眼瞼下垂に対する手術
  • 直接はがんとは関係のない場合の形成外科対象疾患

外来診療

毎週水曜日午前、木曜日午前に診察しています


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病棟

関係各科の病棟および東4階病棟


スタッフ

形成外科専門医1名