緩和ケア内科
2026ワールドキャンサーデーに寄せて
ワールドキャンサーデー2026(主催 UICC日本委員会) 未来にひかりをつなぐ ~LIGHT UP THE WORLD~ライトアップイベント(2026年2月4日 17時30分~18時15分)に寄せて、新潟県立がんセンター新潟病院緩和ケアチームでは「ワールドキャンサーデー2026 がんと老いを生きる」紹介動画を公開しました。
URL https://youtu.be/eQ1jFuhjq3Y
動画では多くの人が抱く「緩和ケア」へのイメージを変え、特に高齢のがん患者さんとそのご家族に勇気を与える「がんと老いを共に生きるための、早期からの緩和ケア」の重要性をお伝えします。
1. がんと「老い」の現実に向き合う
日本のがん患者さんの約7割は65歳以上であり、がんの治療は、加齢による体の変化(足腰の弱り、息切れ、物忘れなど)と共にあるのが現実です。動画では、こうした症状を「年のせいだから仕方ない」と諦めず、多くの人が直面する課題として適切に対処することの大切さを説いています。
2. 緩和ケアは「治療終了」ではない
最も大切なのは、「緩和ケア=打つ手がなくなった時の場所」という誤解の払拭です。むしろ、高齢の方や持病がある方にこそ、診断時や治療開始前からのサポートが推奨されています。例えば、加齢による虚弱(フレイル)に対しても、適切な栄養管理やリハビリを行うことで、がん治療を乗り切るための体力を維持・改善できるからです。
3. チームで支える「自分らしい暮らし」
緩和ケアチームは、がんの痛みだけでなく、だるさや認知症への不安など、複数の困りごとに総合的に対応します。医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどが、地域の医療機関とも連携して「スクラム」を組み、患者さんが病院でも自宅でも安心して過ごせるよう支えます。
私達は「緩和ケアは、治療を長く、自分らしく続けるためのパートナー」であると明言します。辛さが限界に達する前、まだ体力があるうちに相談することで、一人ひとりのかけがえのない人生の物語を大切に守ることを応援します。
緩和ケアとは
緩和ケアは、からだや心のつらさを和らげ、しっかりと治療に取り組めるよう、また生活しやすくなるように受けていただくことができます。治療ができなくなってからではなく、がんと診断されたとき、治療中いつでも受けられます。からだや心のつらさをどうにかしたいとき、頑張りたいけれどどうしたらいいかわからないときなど、1人で悩まずぜひご相談ください。
また、対象となるのは患者さんだけではありません。患者さんの療養を支えるご家族も緩和ケアの対象となります。

こんなお悩みありませんか?


緩和ケア内科医師より
緩和ケア内科部長
本間 英之
緩和ケアは、患者さんとご家族の皆さんのつらさをやわらげる方法の一つです。私たち緩和ケア内科医師と緩和ケアセンター看護師は全力で診療にあたりますが、一緒に主治医や病棟・外来の看護スタッフ、薬剤部、リハビリテーション、医療ソーシャルワーカー、栄養課など、当院で働く多くの仲間たちともチームで対応します。
けっして「最後の手段」ではなく、「つらさがあるからまず相談」のつもりで、気軽に受診して下さい。
「緩和ケア内科」の診察を希望される方
「緩和ケア内科」の診察を希望される方は、主治医にご相談ください。
外来 : 平日 午前9時~午後4時まで
※がんセンター新潟病院に通院中あるいは入院中の患者さんに限らせていただいております。
-当院で提供できる専門的な緩和ケアに関しては緩和ケアセンターのページをご覧ください-

「緩和ケアチーム」とは
- 当院では、緩和ケア内科医師の他、様々な専門性を有する多職種のメンバーからなる医療チームが「緩和ケアチーム」として活動しています。
- 緩和ケア内科を受診された患者さんのつらさを和らげるために必要に応じて「緩和ケアチーム」が関わり、医学的な側面だけではなく、いろいろな角度から幅広い対応を行います。
◆ 緩和ケアチーム メンバー ◆
| 緩和ケア内科 医師 | 主治医と連携をとりながら、がんやがん治療に伴うさまざまな症状をやわらげます |
|---|---|
| 緩和ケアセンター看護師 | 病気や治療、日常生活の困りごとの相談を受け、支援します 患者さんと各専門職をつなぐ役割をします |
| 精神科医師 臨床心理士 |
がんに伴う心の問題について助言・カウンセリングを行います |
| 薬剤師 | 症状をやわらげるための薬の選択や使い方に関する助言をします
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| 管理栄養士 | 患者さんの状態やご希望に合わせて、献立や食事の工夫を助言します 食生活に関わる問題について専門的に対応します
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| 理学療法士 作業療法士 |
安全に日常生活が過ごせるようにリハビリに関する助言をします
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| 医療ソーシャルワーカー | 医療費や生活面での経済的な問題、転院・在宅など療養先の相談に対応します 他の医療機関や地域の介護・福祉事業所との連絡・調整を行います
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| 専門看護師 認定看護師 セラピスト |
当院にはがんやがん治療に関する専門的知識をもつがん看護専門看護師、特定分野での専門的知識をもつ認定看護師(※)、指定の研修を終了したリンパ浮腫セラピストが在籍しています それぞれの専門分野の看護師が助言・提案・ケアを行います ※認定看護師(緩和ケア、がん性疼痛看護、皮膚・排泄ケア、がん化学療法看護、がん放射線療法看護、乳がん看護、手術看護)
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