外来化学療法
これまでがん化学療法は入院で行うことが一般的でしたが、医療の進歩によって、今では外来でも安全にがん化学療法を受けることが出来るようになりました。当院の外来化学療法室は、平成16年10月にベッド15床で開設されました。
その後がん化学療法を外来通院で行う患者さんは年々増加(平成26年度平均650件/月)し、平成27年11月には場所を移設し、30床(リクライニングチェアー10床、電動ベッド20床)へ増床しました。ベッド間はカーテンで仕切られ、液晶テレビが備え付けられています。テレビを見たり本を読んだり休んだり、治療の間、患者さんがより快適に過ごしていただけるような環境つくりを心がけています。
当院外来でがん化学療法を受ける患者さんには、採血結果が出るまでの時間を利用し、外来化学療法室で問診を受けていただきます。治療後の副作用を伺い、効果的なセルフケア指導を行ったり、お困りのことについての相談を受けております。また、化学療法に伴う脱毛に対して、ウイッグ(かつら)のサンプルを何点か置いてあり、試着も可能です。
外来化学療法室スタッフは、患者さんが治療を安全・安楽に受けることができるように、また、ご自宅でも安心して生活が送れ、治療が継続できるように支援します。困っていることなどを患者さんと一緒に考え解決できるよう、医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー等で協働する体制を整えています。不安なことがあれば、いつでもお伝えください。「相談できる」「頼りになる」という安心感を提供できるように努めます。
外来化学療法を受ける日の流れ
①外来化学療法室で採血・問診
②主治医診察
③外来化学療法室で治療