ご案内

がん予防総合センターは、新潟県のがん予防対策の拠点としてがんセンター新潟病院に隣接して開設され、がんセンターと一体で運営されています。具体的には次のことを行っています。


がん精密検診(二次検診)

各種のがん(胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん)の精密検診を行っています。とくに胃がん・大腸がん検診やドックの二次精密検査として上部消化管や大腸の内視鏡検査が必要となります。肺がん検診では胸部ヘリカルCTによる精密検査が必要です。乳がんはマンモグラフィーおよび超音波検査にて精密検査を行っています。現在、当センターに事前にご予約いただければ、予約日に来院されますと診察の後に上部消化管内視鏡、胸部CT検査、マンモグラフィー・乳腺超音波検査、必要に応じ針生検が受けられるようになっています。


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がんドック

一般の日帰りドックとは別に、専門的ながん検診として“がんドック”が開設されています。Aコース(胃・肺・乳・子宮)とBコース(胃・肺)の両コースでは消化管内視鏡検査や胸部CT検査などが容易に割安に受けられるようになっております。


検診従事者の研修

集団検診業務に従事される医師、技師、看護師さんなどの勉強や技術力の向上のための講習と実地研修の場として活用され、実習や見学もお引き受けしております。


多地点TV会議

全国のがんセンターや成人病センターを結んで同時中継し会議討論ができるネットワークシステムが導入されています。定期的な多地点合同メディカルカンファレンスが各分野で行われ、画像診断やミニレクチャー、セミナーがリアルタイムで討議され、院内だけでなく院外の方々にも公開されています。


予防センター内視鏡室

病院の中央内視鏡室から内視鏡的逆行性膵管胆道造影(ERCP)と気管支鏡(BF)を除く上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、超音波内視鏡検査(EUS)、上下部消化管疾患の内視鏡的治療などを予防センター内視鏡室で行い、内視鏡検査を活用した検診事業とあわせ効率のよい体制となっております。


がん一次予防の広報活動

がんを予防するための生活習慣の改善などの一次予防や早期発見のための検診受診などの広報活動を行っています。がん検診やがん知識の普及のために、市民公開講座や地域コミニューティセンターなどにおける講演や医療相談をお引き受けしています。


地域がん登録

新潟県のがん対策を効果的に推進し、県民の健康水準の向上に寄与することを目的としています。そのため県内のがんの実態を把握するために県下おける各種のがんの罹患状況や治療状況などを登録しております。 1991年4月から始まった新潟県のがん登録は、「健康増進法」に基づき新潟県福祉保健部が実施主体となり、情報収集業務は新潟県成人病予防協会に、登録業務は県病院局が担当しており登録室は当センター内に設置されています。新潟県がん登録の項にすすむ


また、(1)がん罹患率の推計、(2)がん患者の受診状況の把握、(3)がん患者の生存率の推計、(4)罹患の地域別状況の分析、(5)疫学研究への利用などの目的にも活用され、これらの情報を各医療機関に伝えて地域医療水準の向上と市町村の保健活動に役立てています。