がん検診とは

結核などの感染症や脳血管疾患にかわって、現在、日本人の死亡率の一位はがんが占めております、さらにその頻度は上昇しつつあり、日本だけはなく、世界各国が国家プロジェクトとしてがんの撲滅に取り組んでいます。

この恐ろしいがんを克服する一つの方法は、がんの原因を無くし、がんにかからなくする方法で、一次予防と呼ばれています。次いで、がんにかかった場合の治療法をより効果的にすること。次はがんを容易に治療できる早期の時期に発見して治療することで、二次予防と呼ばれています。

現在では、いくつかのがんの原因がわかってきましたが、まだ完全ではありません。また、がんの治療法は確実に進歩していますが、まだ完全とはいえず、どうしても治しきれない癌が多くあります。

そのため、確実にがんを治療するためには、がんを早期に見つけることです。

がんが早期の段階では一般的には症状がありません。この症状のない時期にがんを発見すれば、多くのがんは治すことができます。その方法が検診です。1982年に老人検診法が制定され、それに基づき胃がん、肺がん、子宮がん、乳がんの検診が行われ、さらに1992年から大腸がん、2007年からは前立腺がんが加わりました。

検診で早く発見できれば、がんはもう怖い病気ではありません。検診でがんを早期に発見されたことによって多くの方ががんを克服しておりますので、早期の段階で発見できる検診をぜひ受け下さい。